2021.1.17 ヒゲ脱毛
白髪ヒゲ 白くなってからでは施術不可?白髪とレーザーの関係
年齢を重ねるとどなたでも頭髪に白髪が混ざり始めます。これは髪の毛へのメラニン色素の供給が加齢の影響を受けて絶たれるためです。同様に、ヒゲにもある程度の年齢になると白髪が…なんてことが起こります。ヒゲに白髪が混ざるなんて格好悪いと思って脱毛施術を考えることがあるかもしれませんが、残念ながらレーザー脱毛では白髪を取り除くことができません。なぜ対応できないのか、白髪が生えてきたらどう対処したら良いのか、このあたりについて解説いたします。
白髪に脱毛効果を提供できない理由
レーザー脱毛施術では白髪に対して脱毛効果を提供することはできません。これは、エステティックサロンで提供されているフラッシュ脱毛(光脱毛)であっても同じことです。いずれの場合もムダ毛に含まれる「黒いメラニン色素」に光を反応させて熱エネルギーを届けているためです。
「メラニン色素」が含まれない白髪には熱が届かない…
レーザー光はヒゲを髭と捉えて「じゃあそこには熱を届けよう…」と対応しているわけではありません。単純に言うと、メラニン色素への反応傾向の強い光をメラニン色素の多く含まれる領域(たとえばヒゲの生えている箇所)に照射しているに過ぎません。
生き生きとした太いヒゲであれば、否が応でもレーザー光の熱が吸収されていきますが、そのムダ毛にメラニンという色素が失われていればレーザー光は何事もなくそこを通過してしまいます。なのでどれだけ出力を上げてみてもその白髪ヒゲには何の影響も与えられないということになります。
部分的に色素が薄れてきた白髪過渡期のヒゲであれば、もしかしたら抜け落ちる程度の熱の浸透は起こるかもしれませんが、この場合もその後生えてこなくなるという「脱毛効果の持続」までは期待できません。
髭にも白髪が混ざり始めた…という場合はどうぞお早めに!
「ヒゲにも微妙に白髪が混ざり始めた…」とお感じの方で、兼ねてから「ヒゲ脱毛」を考えておられた場合は、お早めにヒゲ脱毛をお受けになることをおススメします。モミアゲや顎ヒゲなどから白髪が広がっていくことが一般的ですが、1本白髪ヒゲを見つけたという状況があれば、他のヒゲの色素が落ちていくのも時間の問題かもしれません。
ヒゲ脱毛(レーザー脱毛施術)は一般的に半年から1年程度で結果を出せるものになっています。ヒゲの大部分が白髪に変わってからでは対応できませんので、この点を念頭に施術計画をお立てください。
何歳くらいからヒゲにも白髪が出始める??
あくまでも一般論に過ぎませんが、概ね30代の前半くらいからヒゲにも白髪が混ざり始める可能性があります。頭髪の白髪よりも遅い傾向はありますが、40代に到達した頃には大部分の男性のヒゲに少なからず白髪が出始めると思います。
これは「加齢」によって、「メラサイト」と呼ばれる色素を作り出す細胞の活動が衰えたり、色素細胞自体が死んでしまう影響を受けたものです。 加齢で白髪になった毛については、通常その毛が黒くなって蘇るということは期待できず、この白髪についてはもうレーザーでは対処できないということになります。
白髪を助長する要因は加齢だけではない!
メラニン色素が頭髪や体毛に供給されにくくなる可能性は「加齢」以外にも複数考えられます。
白髪を誘発する原因
●ストレス環境
●食の偏り(栄養供給面の問題)
●睡眠不足(成長ホルモン分泌への悪影響)
●運動不足(血行不良がもたらす悪影響)
昔から頭髪に白髪が増えてきたときに「苦労してるんだね…」と言われるように、やはりストレスがもたらす影響は大きいと考えられます。この場合については、ストレス環境が取り除かれることで白髪が減る可能性はあります。
いずれにしましても、ヒゲや頭髪が白髪になることをあまり好ましく受け止めていない場合は、上記のような生活習慣にも気を配り、不必要に白髪の発生を速めてしまわないように気を付けましょう。
白髪ヒゲになってしまった後は諦めるしかないの??
白髪に対して脱毛効果を提供できないのは、レーザー脱毛もフラッシュ脱毛も同じですが、「絶縁針脱毛(ニードル脱毛)」という従来の医療脱毛を使えば、白髪に対してもしっかりと脱毛効果を提供できます(その場でその白髪を抜き去り、生えてこなくする処置が可能です)。
「絶縁針脱毛(ニードル脱毛)」で白髪を取り除く際の注意点
当院は「絶縁針脱毛(ニードル脱毛)」を提供していませんが、都内にはまだ僅かながらに「絶縁針脱毛」を実施している医療機関(クリニック)もございます。部分的に数本の白髪を生えてこなくしたいとお考えの場合は、このような機関を訪ねると良いでしょう。
ただし、絶縁針脱毛は、針を一つひとつの毛穴に刺して電気を流すという施術法です。安全性は確立されていますが、「強烈な痛み」を伴うことが知られており、1本1本の処置となるため時間も費用もかかります。
「部分的な永久脱毛」には定評がありますが、広範囲の施術には向きません。ご利用の際はレーザーで対応できない数本の白髪のみに留めておくことをおススメします(レーザー脱毛の補完として活用するのが賢い選択です)。
白髪ヒゲを残す方法も考えられる?
ここまでは、白髪ヒゲを「悪しきもの」として対処する方法をお話ししてきましたが、実際のところ色素を失った白いヒゲは黒いヒゲほど汚らしさを感じさせません。むしろ、うまく使えば「ダンディーでゆとりのある大人の男性」を印象付けられるケースもあります(たとえば吉川晃司さん、小市慢太郎さん、高田純次さんなど)。
この際もある程度デザイン性を意識したお手入れが必要になりますが、ヒゲの大部分が白髪化する50代くらいになれば、ヒゲとの接し方にも変化が訪れるかもしれません。ここで強調しておきたいのは、白髪化したヒゲを生やす際、「自分の顔の不要な箇所のヒゲについては既に生えてこなくなっていると便利だ」という点です。
先に不要なヒゲを始末しておくと後が楽♪
たとえば、「頬のヒゲ」であれば大抵の場合どなたにも不要ですし、「自分は鼻下のヒゲはたとえ白くなっても似合わないだろうな…」といった傾向も個々にあると思います。このように、将来的にも必要ないと思われるヒゲについては、そのヒゲが黒いうちにしっかりとレーザー脱毛しておくと白髪ヒゲを活かす際にも手入れが楽になります。
こちらのコラムをお読みいただいている患者さまについては、おそらくまだほとんどのヒゲが白髪化していない状態だと思いますので、今レーザーの光が届く黒いうちに「未来を見据えたヒゲ脱毛」をご検討いただければ幸いです。 随時「無料カウンセリング」を実施していますので、お気軽にご相談ください。皆さまのお越しをお待ちしております。