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ヒゲ脱毛

ホクロに生える毛とレーザー脱毛 ヒゲ脱毛しても大丈夫?

ホクロに生える毛とレーザー脱毛 ヒゲ脱毛しても大丈夫?

「ヒゲ脱毛をしたいけど、このホクロ大丈夫かな?」と思ったことはありませんか。脱毛施術で用いるレーザー光は、照射範囲の黒いメラニン色素に吸収されていくため、お顔にホクロがある場合には心配になるかもしれません。当院の判断基準を例にとり、医療機関でのホクロへの対応についてご紹介します。ヒゲ脱毛以外でも、脱毛したい部位にホクロがある場合はぜひご一読ください。

ホクロがあってもレーザー脱毛は可能!

まず、大前提として「ホクロがあるから脱毛施術が受けられなくなる…」ということはありません。これは、レーザーの照射で影響の出そうなホクロに対しては「保護シール」のようなテープを貼って影響を回避することができるからです。施術前のカウンセリングや当日の部位チェックで各患者さまのホクロを確認させていただき、実際に照射するのか照射しないのかを決めた上で施術に移るのが一般的です。


ホクロの色、サイズ、形などを「医師目線」で判断して照射を決定

ホクロがあっても「保護シール」で照射回避可能ですが、「ホクロ自体には照射できないの?」という疑問もおありだと思います。これについては、「ホクロにレーザーを照射すると、ホクロによっては良くない影響が生じてしまう可能性もある」というお答えになります。

ホクロの中には、悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ=メラノーマ)と呼ばれる「悪性度の高い皮膚がん」も考えられます。このような場合、レーザー照射は避けなければなりませんし、この段階になくても悪性黒色腫へと成長する可能性のあるホクロについては、レーザー照射のような刺激は回避しなければなりません。このようなことから、ホクロの色、サイズ、形などをクリニックの方で事前診察させていただいて、問題なく照射できるのか、「保護シール」を使用する形にするのかを決めさせていただきます(また、場合により専門医の受診をお勧めすることもあります)。

病理学的なホクロの3種類

ホクロの種類を見分ける場合、病理学的にはそのホクロが「皮膚のどの層にあるのか?」で分類します。

ホクロの3分類(病理学的な基準)

1. 境界母斑…母斑細胞が表皮の「基底層」付近(表皮と真皮の境目付近)に存在するもの

2. 複合内母斑…母斑細胞が「基底層」付近だけでなく、部分的に「真皮」にも潜り込んでいるもの

3. 真皮内母斑…皮膚の「真皮」に深く母斑細胞が潜り込んでいるもの

突然、「基底層」と言われても何のことかわからないと思いますので、次のイラストを見ながらそのホクロの存在位置をイメージしてください。時間経過とともに①→②→③のように、皮膚の深い位置に移っていくケースがあり、このような変化が認められた場合には問題視されることが多くなっています。

ホクロの色、サイズ、形などを「医師目線」で判断して照射を決定

そもそもホクロとは何なのか?

ホクロは、メラニン色素を生み出す色素細胞(メラサイト)自体にエラーが生じ、その場でメラニンと一緒になって固まってしまったものです。ホクロに似たものに「シミ」がありますが、これは「メラニン色素の部分的な残存(メラサイトが算出したメラニンが表皮の中に取り残されてしまったもの)」なので少し違います。

「シミ」は紫外線を日常的に浴びすぎたり、ターンオーバー機能が衰えることで生じてしまう可能性があるものであり、ホクロは生まれつきのものでない場合、メラサイト(色素細胞)そのもののエラーによってその場で塊となってしまうものなのです。

ホクロは、「基底層」に存在するのが一般的

色素細胞(メラサイト)は、元々表皮の「基底層」付近に存在するものですので、ホクロも本来色素細胞(メラサイト)の存在する「基底層」付近で発生します。ホクロの3分類の①「境界母斑」であれば皮膚上に凹凸は感じられず、②や③のように皮膚の「真皮」へと潜り込んでいった場合、手で触った場合にも盛り上がりが感じられるようになってくることが多いです。

このように、大きさと共に皮膚に隆起が生じてきた場合には少し注意を要しますので、気になる場合は専門医(皮膚科)を受診してください。

「大きなホクロで左右非対称のもの」は照射を見合わせることが多い

この場で一概にどのホクロが問題だとは言い切れませんが、一つの基準として「直径5mm以上の大きさのホクロ」で、かつ「左右非対称のホクロ」についてはメラノーマ(悪性黒色腫)へと変化してしまう可能性が考えられます。

また、大きければ大きいほど「熱傷(やけど)」になってしまう可能性もあるため、このようなケースではしっかりと「保護シール」を貼ってレーザー照射の影響が出ないような処置を施します。

小さなホクロはレーザー照射で目立たなくなるケースも!?

レーザー脱毛施術の際、医師判断でそのまま「保護シール」なしに照射するケースについては、時としてその小さなホクロが術後目立ちにくくなってくる可能性もあります。これは脱毛施術で用いるレーザー光が元々メラニン色素に効率よく吸収される性質を帯びているためです。

あくまでも一つの可能性なので期待のし過ぎは禁物ですが、そのまま照射できるケースについてはこのような可能性も少し理解しておくと良いかもしれません。


ホクロの中の毛については「ニードル脱毛」も一つの手

ホクロの中の毛については「ニードル脱毛」も一つの手

当院では絶縁針を用いた「ニードル脱毛」は提供しておりませんが、都内ではまだ「ニードル脱毛(絶縁針脱毛)」を提供しているクリニックもいくつかあります。「大きなホクロの中に太めの毛が生える」ということはよくあるお悩みとなっており、レーザー照射ができないケースも少なくありません。

このような場合は、部分的にそのホクロの中の毛に対してだけ「ニードル脱毛」を施せば、すぐにそのホクロのムダ毛のケアから解放されるでしょう。 ただし、この場合もホクロの診察は大切なポイントになりますので、ニードル脱毛を提供しているクリニックを訪れる前に先に皮膚科で専門的な診察を受けることをおススメします。


「ニードル脱毛」とは部分的なお付き合いを!

ニードル脱毛はムダ毛1本1本や施術時間に対して費用が設定されるという特徴があります。「費用」「痛み」「施術効率」の面で広範囲の脱毛施術には向きませんので、レーザー脱毛施術ができない場合の補完役として使用する形が良いでしょう。


当院も「無料カウンセリング」を実施中♪

ホクロ部位のムダ毛のお悩みについては、当院でも「無料カウンセリング」の中で質疑応答が可能です。レーザー脱毛施術のメカニズムに加え、施術上のリスクや副作用の可能性など、医療機関として誠実な情報提供を心掛けておりますので、どうぞお気軽に「無料カウンセリング」をご活用ください。

「ヒゲ脱毛」「全身脱毛」「メンズVIO脱毛」など、豊富な施術メニューをご用意して皆さまをお待ちしております。

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