ヒゲの濃い男性を見ていると、ワイルドで性欲も強そうだと感じることはありませんか。「毛深い人は性欲が強い」なんてことも言われ、男性ホルモンの影響で「あちらの方面にも強いエネルギーが…」と想像されたりします。骨格を強固にして男らしい肉体を作ったり、体毛などの発毛にも関与する「男性ホルモン（テストステロン）」について、基本的なところをまとめてみました。毛深さやムダ毛対策の背景知識としてご確認ください。
目次
「男性ホルモン（テストステロン）」の基礎知識
男性ホルモンは、別名「アンドロゲン」とも言われいくつかの種類があります。女性であっても男性ホルモンは分泌されますが、その総量は圧倒的に少ないため、女性は男性のようにゴツゴツとした体にはならず、太くてはっきりと目に付くようなヒゲも生えません。
男性に分泌される男性ホルモンの大部分は「睾丸（精巣）」で作られ、残りは「副腎」で作られています。睾丸で作られる男性ホルモンのほとんどが「テストステロン」になっているため、一般的には「男性ホルモン≒テストステロン」のような形で表現されることが多いです。
男性ホルモンはどうやって作られる？？
主要な男性ホルモンである「テストステロン」はそのほとんどが睾丸で生成されますが、睾丸で生成されるにはその生成を刺激する「黄体化ホルモン（LH）」が脳の下垂体から分泌される必要があります。また、この前工程には「性腺刺激ホルモン放出ホルモン（GnRH）」と呼ばれるものも関与しており、これらを簡単に図式化すると、次のような「3段階のプロセス」にまとめることができます。
テストステロン分泌のプロセス
1. 脳の視床下部から「性腺刺激ホルモン放出ホルモン（GnRH）」が分泌
2.GnRHを受けて、脳の下垂体から「黄体化ホルモン（LH）」が分泌
3. 血液に乗って体内を巡るLHを受けて、精巣（睾丸）で「テストステロン」が生成
ちなみに、テストステロン生成の発端を担う間脳の「視床下部」は、ホルモンの分泌や血中ホルモン量の管理以外にも「自律神経」を統括する重要な役割を担っています。たとえば、睡眠習慣が乱れていたり、過度にストレスのある生活が続くと「交感神経」と「副交感神経」のバランスに支障をきたす「自律神経失調症」という症状が現れ、適切なタイミングで適切に身体機能を整えることができなくなってしまいます。
このような場合、ホルモン量のコントロールにも当然影響が生じます。 このようなことから、男性ホルモンがもたらす「男性らしさ」を維持するためには、ストレスのかかりすぎない生活や適切な睡眠習慣なども重要になってくると言えます。では、次に「テストステロンがもたらす男性らしさとは何なのか？」について考えてみましょう。
「テストステロン」が私たちに与える影響（効果）
テストステロンが分泌されることで、私たち男性は「男性らしさ」を維持することができます。具体的なところで言うと、次のような影響を私たちにもたらしてくれます。
「テストステロン」がもたらしてくれる影響
● 男らしい骨格の形成に関与
● 筋力量のアップに貢献
● 性欲の維持と向上に貢献
● ヒゲや体毛（胸毛、ワキ毛、ギャランドゥ、陰毛など）の成長促進
● 前向きな闘争心や競争意欲、モチベーションアップに関与
● 集中力や記憶力の向上に寄与
● 精神面での安定をサポート
上記のように、テストステロンは男性らしい外観（骨格や筋力）を作り上げることに大きく貢献します。また、「種の保存」という観点から性欲の維持と向上にも強く関与していきます。そして、ヒゲなどの男性特有の体毛の成長を促すことにも関与するため、ヒゲが濃い男性の場合には、相対的に一定の性欲が備わっていると分析することも可能になります。
「毛深い＝性欲が強い」はある程度正解！
当コラムのタイトルに掲げた「濃いヒゲは性欲の象徴？？」については、ある程度正解と言えます。「ある程度」と加えているのは、元々のヒゲや体毛の濃さは強く遺伝の影響を受けているからです。つまり、毛深い体質を受け継いだだけで、テストステロンの量はそこまで高くない可能性もあります。このため、毛深い男性については「この人性欲も強いかも？」くらいの感覚で捉えておく方が良いでしょう。
頭の毛が薄くて性欲が強い人もいない？？
毛深い＝性欲が強い」が一定程度正解であるなら、「はげていて性欲の強い人もいない？」という疑問が出てくるかもしれません。これについては、私たちに生える頭髪や体毛は「あまり男性ホルモンの影響を受けないもの（無性毛）」と「強く男性ホルモンの影響を受けるもの（性毛）」とに分けて考えることができるからです。
男性のはげやすい箇所「前頭部」や「頭頂部」については、男性ホルモンの影響を強く受ける箇所なのですが、この部位で善玉の「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素と結びついて悪玉の「ジヒドロテストステロン（DHT）」と呼ばれる物質に変化してしまうことがあります。
この「ジヒドロテストステロン（DHT）」が男性型脱毛症（AGA）をもたらす主要な要因なので、テストステロン量が多い場合にもはげてしまうということは起こります。 つまり、頭髪の薄い男性にテストステロンの量が少ないとは限らず、むしろ多いケースもかなりあるため、「はげていて性欲の強い人」はたくさんいるということになってきます。
見た目のヒゲの量を抑制することは容易な時代♪
男性ホルモンの「テストステロン」についての基本情報と、濃いヒゲと性欲の関係などについてご紹介しました。テストステロンの分泌量やそれによって生じる性欲などについては、本質的に遺伝影響を受けるものであるため「外からのコントルール」が容易ではありません。
ただし、テストステロン量の多さという結果を受けて生じがちな「濃いヒゲ」という状況については、「レーザー脱毛施術」という現代の医学でスムーズに対処可能です。特に「濃すぎるヒゲ」は女性目線ではあまり好感されない傾向がありますので、「レーザー脱毛施術」で外見上の清潔感を取り込み、内面には強い性欲を維持するような形が最も好ましい状況なのではないでしょうか。
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当院では、ヒゲやムダ毛のお悩みに関しまして、随時「無料カウンセリング」を実施しています。ご不安材料を払拭していただいたり、お悩みを解決できる打開策を患者さまに合わせてご提案させていただきます。
脱毛施術のご契約が前提となっているようなものではありませんので、ご興味をお持ちの際はお気軽にご相談ください。皆さまのご相談をお待ちしております。